日々現状維持

日暮れて道はなし

プロフィール

七橋綴(ななつ☆)

Author:七橋綴(ななつ☆)
大学生:♂
2013年―――気づけば今年誕生日を迎えると四捨五入で30歳
地獄の業界、SE業。
NEETになりたい(迫真)

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宛先不明の郵便ポスト

私の家の近くに宛先不明用の郵便ポストが存在することを知ったのは、私が学校から帰りの電車の中で、低学年のグループの会話に聞き耳を立てていたことから始まる。そういえば私の家の近くはかなりの田舎で、そういった都市伝説というか、怪談みたいなものは無数にあって、それもその一つかと思って、終点の駅まで結局のところ寝て過ごした。それがもう数か月くらいのことで、どういうわけか通学路の錆ついたポストに視界が入った時...

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壊れ物

どうしてこんなになるまで放ってしまったのだろうか。私は段ボールの蓋を閉じて、ガムテープでしっかりと留める。周りには三段に重ねられた段ボールと、それ以上に残った雑貨の数々が置かれていた。少しだけ開かれた窓からはオレンジ色の陽光が差し込んで、少し離れた大通りからの喧噪がうっすらと聞こえてきた。四年も暮らしていると、それなりに物は増えてしまうのだろう。ここへやってきたときなんて、片手で数えられるくらいの...

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薬袋の言葉遊び

えにし――――きっと平仮名で書かなければ分からないようにと、コーヒーを飲みながら薬袋梢が語り始めた。設楽さんと声を掛けられたのは深夜の二時。さんざん帰れと忠告したのだろけども、薬袋の体制は変わらずに本に向かっていて、今回も虚誕な嘘を吐きに吐いて終電を逃し、とうとう我が家に住み込むつもりだろうか。「設楽さん生ビールが飲みたいです」確かに退屈な日常ではなくなったものの、彼女の物言いは時に唐突で飛躍したもの...

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評価できるのは一日一回だけです。

評価できるのは一日一回だけです。 右手に淡い水色のボールペンを手先で器用に回しながら、設楽はその一文をじっと眺めていた。一日一回同じものを評価する。それってどういうことだろうか。つまり二日目にも同じものに対して評価を行う。「ものに対する評価って一個につき一回じゃないのか」「そうですねぇ」 薬袋梢は大きなクッション上に仰向けで寝転がりながら相槌を打つ。その両手には八百頁程の文庫本が見開かれていて、小さ...

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六畳間の侵略者!? 2

新たな戦いは体育祭へ。ころな荘の規定ができてからはトランプでお互いの領土を奪い合う日々。そんななか、ついに体育祭が開かれる。自然な流れとして体育祭でも領土の取り合いをしようと提案が。全員が意見に賛同し、ついに戦いが始まる。それは部活対抗レースだった。...

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