日々現状維持

日暮れて道はなし

プロフィール

七橋綴(ななつ☆)

Author:七橋綴(ななつ☆)
大学生:♂
2013年―――気づけば今年誕生日を迎えると四捨五入で30歳
地獄の業界、SE業。
NEETになりたい(迫真)

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暫定ですが、第二部更新です。

キャラ&設定、引き継ぎなしで、さらなるクオリティを求めて、
シーズン2スタートです。



「ちょっとまてよ!まだ準備が」

何してるの~?早く行こうょぉ!!

玄関で彼女が僕を急かす。

「先に行っちゃうよー」

「ごめん。それじゃあ 行こっか!」

「毎日夜更かししてるからこんなにドタバタするんだよ…」

彼女は呆れながら、僕の不規則な生活習慣を指摘してくる。
僕は、ここはコースト無統治国家の中心に位置する、
魔法学園『ヴォルケイノザヤナール』に通う見習い魔法使いだ。
んで彼女の名前は「フィオ」幼馴染みで僕と同じヴォルケイノ1巡生だ。

フィオはとても優しくてかわいく、優秀な見習い魔法使いだし、
ちょっと適当な僕と彼女だからこそ上手く釣り合っている気がする。
ヴォルケイノザヤナール学園の生徒はみんな寮生活で僕は405号室、フィオは真上の505号室にで暮らしている。
フィオはいつも寝坊して遅刻してしまいそうな僕を起こしてくれる。

「急がないと、遅刻しちゃうわ!」

「フィオ!手引っ張らないでくれ!走りにくい!」

寮から学園までは、歩いて大体10分程かかる。
走って教室に向う途中クラスメイトの「ジャック・ヴァウワー」と合流した。
彼は使い魔の蜘蛛の上から話しかけてきた。

ジャックが『大統領(学校長)はどこにいるかしらないか?』
と聞いてきたから僕たちは『知らないよ!』と答えると、
ジャックは『クソ―!!!大統領はどこにいる!』と吐き捨てて、どこかへ行ってしまった。
『なんだったんだろうね』というフィオの疑問に
『なんなんだろうね』という少し曖昧な返事をしながら教室へ向かう。

なにげなく歩き始めようとした瞬間、「パ---ン」っと銃声が鳴り響いた!!

「なっ、何が起こったんだ!」

魔法学園内で銃声など有り得ない事だ。
銃なんて退廃的な武器は既にアンティークとしての価値しかないのである。
だがしかし退廃的であるがゆえに、
魔法使いは銃などの武器に関しては、全くの無知であり、思わぬ効果を発揮する。

銃声の発生元は僕らのいる所から1ブロックも離れていなかった様だ。僕の足は既にそちらに向っていた。

しばらく行くと、魔法学園の生徒たちが大勢集り、
騒がしく話している。どぅやら銃声はここからしたようだ。

集団の中を見ると、一人の魔法使いの少年がビンと魔法のスティックを持って立ち尽くしていた。
どうやら銃声に聞こえた音はこの少年が魔法の実験に失敗した音だった。

少年の回りを見ると血が飛び散っていた。
よく見ると少年の体が血だらけではないか!!実験に失敗にしてケガをしたにしては酷過ぎる。
あたりを見渡すと、走り去る人影が見えた。
脳裏に過ぎった嫌な想像。知らず僕の足は人影の方へ向き――不意に強く腕を引かれた。

「行っちゃ駄目っ」

ふと我に返った。
そこには僕の腕にしがみつき、不安を隠し切れない面持ちのフィアが居た。
フィアは目に涙を浮かべながら、『絶対に行かないで!』と催促をうながし、
僕は人影を追いかけたい気持ちと、
フィアをおいては行けないという両方の思いで葛藤していた。
僕にとってフィアは大切な人である。
『大丈夫。いかないよ』と笑顔でフィアに伝えた。
後にこの人影を追わなかった事を後悔することになるなんて、この時は思いもしなかった…

僕達は教室に向かった。
すると、教室でジャック・ヴァウワーがなにやら騒いでいた!!

「ないっ無い無い無い・・・」

自らの鞄、ポケット、財布の中身の全てを机にぶちまけ、頭を抱えて絶叫する。
何を無くしたものか、ジャック・ヴァウワーの焦り様は凄かった。
僕は事の次第を聞くために一部始終を見ていたであろう「ユウサク・マツダ」に声をかけた。
「やぁ~ユウサク!一体何があったんだい?ジャックかなり慌ててないか?」するとユウサクは答えた!
実は...『ジャックのやつ学校長に借りた大事な物を無くしたらしぃ!!』。
ジャックの悪い癖だ。
すぐに物を無くす。
そして毎回、意外な所から探し物が見つかるので
『そんなに気にしないで良いだろう。』とフィアと話し、僕たちはそれぞれの席に着くのだった。
席に着いた僕は鞄の中の教科書を机に入れようとした。
あれ?教科書が入んない!!
机の中を覗くと何か入っているのが確認できた。

『なっ、なっなっ何じゃこりゃ!!!』

机内部に、食っても大きくなれそうにない、
明らかにヤバイ色のキノコが…大量にねじ込まれている!
僕がそのキノコを見つけて声を上げたと同時にジャックは

「見つけた、俺のなくしたものはそれだ!」

と叫んだのだった。

「そのキノコ、前理事クーイン ヲーギャンが造り出しと言われる魔具ガルガンチュラじゃないの?」

声の主は僕の後の席に座っている委員長の「キム」だった。
彼女は僕に襲いかからなんとばかりに向ってきたジャックを裏拳でのしたのち、
机の中のキノコを観察しだした。
キムが観察している最中、
フィアはキムに『魔具ガルガンチュラ』について詳しく聞いてみた。

『魔具ガルガンチュラって?』

すると、キムは

『魔具ガルガンチュラのことを詳しく知りたいのなら彼に聞くといいわ。』
と言って、ユウサク・マツダを指差した。

僕は詳しい話を聞くためにユウサク・マツダの元へ向かった。

しかし、ユウサク・マツダの姿は見あたらず彼の部屋はすさまじい光景になっていた。
本、本、本本本!!
大小様々な書物がうずたかく積み上げられ、風もないのにふらふらと揺れている。
本に埋もれたまま、彼はこう説明しだした。
「ガルガンチュワ…あまりに危険すぎるために禁書目録に登録された魔具…。巨大化の呪文だ…。」

僕は一通り聞き
「なるほど、禁じれた魔具か…ありがとう参考になった。流石は優等生だ。」
ユウサクに礼を述べ、付け足して
「なぁユウサク空間魔法で移動するのはよしてくれ。
探すの大変だったんだぞ、
お陰で今日は遅刻だよ。」
とぼやき僕は1限中であろう教室に向かった。
教室に戻るとフィアが『何かわかった?』と興味深く聞いてきた。
僕はユウサクに聞いたことを彼女に話した。

ユウサクに聞いた内容を僕はフィアに話すと、
それを聞いたフィアはすこし強張っていた。
そして『学校長はなんでそんな危険な魔具をジャックに貸したんだろぅ?』という疑問を口にした…
いや、待てよ。
確かに俺の机の中にガルガンチュワが入っていたがこれをジャックが入れたとは言いきれない…
一体…誰が、何のために入れていたんだ。
その瞬間ふと、さっきの情景が脳裏をかすめた。
寝不足の目にしみる、
毒々しいまでの血の赤。
そして暗がりを縫うように駆けて行った人の影。
有り得ない話ではない、きっと今朝のあの人物が関わっているに違いない。
「ねぇそこの御2人さん何コソコソ話してるの?楽しい事なら私も交ぜてよ~」
話に割って入って来たのは
『カコ・センターウエスト(以下カコとします。)』である。
『何話してるの?』としつこいカコに対し、フィアが一言『何ょぁんた!』と一喝。
するとカコは
『そ、そんなに怒鳴らないでよ。こそこそ話してるから、ちょっと気になっただけじゃない。』
と口では言いながらも、かなり興味津々な顔をしていた。

「センターウエスト~今朝お前何してた?」

「ひ・み・つ!あなたたちが教えてくれたら、おしえてあげても良いわよ。」

と生意気な口調で言った。
まあ特に隠しておくような話でもないだろう。
魔具の一連の事をかいつまんで話す。
カコは今朝からの出来事を聞くと、満足そうに元の席に戻った。
魔具や今朝の事件について、まだ色々調べたかったが、
予鈴が鳴ったので次の講義の準備をし、
ミス・五十嵐が来るのを待つ事にした。

ところがどうしたことか、10分以上も経っているのにミス・五十嵐が来ない。
生徒は各々雑談をしていた。

フィア:『ミス五十嵐遅いわね!?』
僕:『そぅだな~。』 僕は今日の出来事が頭から離れず、
フィアに対してそっけない返事をした。
今日の出来事の裏にはどんな真相があるのか気が気でなかった。

そんなことを考えていると、ミス五十嵐が教室に入ってきた。『遅れてごめんなさい。授業始めます。』

入ってきたミス五十嵐は少し息を切らしていた。
遅れてしまったから急いでいたのかな?
それともあの出来事と何か関係があるのか…?

ぼくは少々、疑心暗鬼になっていた。

「緊急の会議があって遅れました。」とミス五十嵐は言った。
教室のどこからか「緊急って、何があったんですか?」と声が上がる。
ミス五十嵐は、一旦咳をし、自分の机について質問に答えた。
「来週末にある学園祭の件でちょっとトラブルがね。あなた達が心配するほどの事じゃないわ。これでスッキリしたかしらコロンボ?それじゃ授業を始めましょうか。」

『ミス五十嵐!?今日の朝の出来事はどうなったの?
生徒が血まみれで、銃声がしたって噂だょ。
なぁ、みんな!!』とコロンボはみんなを見ながらミス五十嵐に質問した。
クラスメイト全員の眼差しがミス五十嵐の顔に集中し、返答を待ている。


この質問が出た瞬間、ミス五十嵐の表情が一瞬曇ったように見えた。フィアもその変化に気付いたようで『やっぱり何か事件があったのかな?私少し怖い…』と僕の方を見て震えてながら言った。

「先生達もまだ詳しいことが分かってないんだ。」とミス五十嵐が答えた。
「本当何ですか?」とキムが尋ねた。
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