日々現状維持

日暮れて道はなし

プロフィール

七橋綴(ななつ☆)

Author:七橋綴(ななつ☆)
大学生:♂
2013年―――気づけば今年誕生日を迎えると四捨五入で30歳
地獄の業界、SE業。
NEETになりたい(迫真)

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カンニング少女

カンニングより大切なもの。
090406_182429.jpg
今作の主人公である、天童玲美はどこにでもいる大人しい女の子。
彼女の姉は馳田大学に通う二年生だったのだが、
トラックに跳ねられて死んでしまう。
一度は姉の他界から持ち直した玲美だったのだが、
彼女の部屋から手帳を発見。
事故直前の日記から、
姉自身が死を予見してたような記述を見つける。
再び姉の死の疑惑に囚われた玲美は自分も馳田大学を受験することに。
しかし玲美に馳田大学を受かるほどの学力はない。
こうなったらカンニングしかない。
並木愛香、椿井杜夫、平賀隼人の三人と協力し、馳田大学を目指す。
果たして、事件の真相は?
そしてカンニングは成功するのだろうか?

以下、感想

正直な所、タイトルに釣られた&ジャケ買い。
だったはずが、思わぬ良作と化けてくれました。
カンニングについてのハイセンスな技術。
そして、彼女を何とか合格させてやろうという友情。
最後までカンニングがばれるかばれないかの綱渡り。

結論からいうと、タイトルのカンニングというのが本書の目的ではなく、
実はその奥に隠れた友情がテーマではないかと思わされる。
賭け値なしで協力できる友達。
それを手に入れた玲美は、大学の合否よりも大切なものなのではないか。
若干ネタバレになるものの、
このカンニングを駆使しての馳田大学の合否は読者の想像次第となる。
が、仮にこの本の続編が出版されるのならば、いつか玲美は馳田大学に合格するだろう。
そのとき玲美にとっての馳田大学の目的はおそらく変わっている。
完全に変わってはないとしても、姉の死の真相とは別に、
それよりもきっと透き通った目的がその時の彼女持っているではずだ。

たぶんそれは、友情から生まれた何かと想像される。
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